射水市と射水署 高齢者守る協定
射水市と射水署は14日、行方不明の高齢者の捜索や、相次ぐ特殊詐欺被害の防止で連携を図ろうと、「高齢者安全ネットワーク」を構築する協定を結んだ。高齢者を守る目的で自治体と警察署が協定を結ぶのは県内で初めて。
市はこれまで、認知症を患う高齢者が行方不明になった場合、社会福祉協議会に問い合わせて情報を収集していた。一方、同署は任意の加入者に送信する「セーフティメール」で情報を提供するなど、独自の対応を取ってきた。
協定により、今後は同署が市の担当課や、市内に5か所ある地域包括支援センターなどにメールを一斉送信して情報を共有するほか、約190人の民生委員とも協力して行方不明者の捜索を効率的に行えるようにする。
また、交通事故や特殊詐欺への注意喚起も、警察発表だけではなく、民生委員が高齢者宅を訪れる際に直接伝えてもらう方針だ。
夏野元志市長は調印式で、「市民を守るため、ネットワークを作ることで意識を高めたい」と語り、中川保署長は「高齢者にとって身近な存在である民生委員らの協力により、市内の隅々まで情報が伝わるようにしたい」と意気込んだ。
http://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/news/20140814-OYTNT50509.html
http://gyazo.com/61d1e3cb5470ddf909f5cabca637ba5b
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