認知症行方不明55人 県内昨年度
昨年度、徘徊はいかいなどで行方不明になった県内の認知症高齢者数は55人に上ることが、県のまとめでわかった。このうち、45人は警察などに保護されたものの、9人が死亡した状態で見つかり、1人はいまだに発見されていない。県が30日、津市内で開いた県認知症施策推進会議で明らかにした。
県のまとめによると、家族が警察に捜索願を出すなどした行方不明者は16市町計55人。死亡していたのは伊勢市で4人、伊賀、亀山、熊野市、明和、大台町でそれぞれ1人、熊野市の1人は行方不明のままになっている。大台町では昨年4月、松阪市内の病院に入院中だった男性の姿が見えなくなり、その後、町内で死亡しているのが発見されたという。四日市市の女性が東員町で保護されるなど居住地と異なる自治体で保護されるケースも2人いた。調査は、国からの要請を受けて6〜7月、県が初めて実施した。
一方、商店や銀行、民生委員らが参加し、徘徊する認知症高齢者に気を配るネットワークは16市町で未整備となっている。県内の認知症高齢者数は今年4月1日現在、少なくとも5万475人。
http://www.yomiuri.co.jp/local/mie/news/20140730-OYTNT50092.html
http://gyazo.com/24b09e4db400ace444c51539668fa836
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