87歳の母親殴り死亡させた疑い 介護疲れか
東京・墨田区で87歳の母親の顔などを殴って死亡させたとして、60歳の女が傷害致死の疑いで逮捕されました。
女は「母が寝たきりになってから暴力を振るうようになった」と供述しているということで、警視庁は介護疲れが犯行につながったとみて詳しいいきさつ調べています。
逮捕されたのは東京・墨田区錦糸の無職、木村美代子容疑者(60)です。
警視庁の調べによりますと、木村容疑者は今月13日から15日までの間、自宅で同居していた母親の咲子さん(87)の顔や右肩などを殴って死亡させたとして傷害致死の疑いがもたれています。
今月16日に木村容疑者が「母が熱中症で意識がない」と消防に通報し、かけつけた救急隊が咲子さんが亡くなっているのを確認しましたが、目の周りにあざがあるのに気づき警察に通報したということで、警視庁によりますと、咲子さんはろっ骨や腕の骨が折れていたということです。
調べに対し木村容疑者は容疑を認め、「ことし5月ごろから母が寝たきりになり身の回りの世話をしていたが、いらいらすることが重なり、週に3、4回、暴力を振るうようになった」と供述しているということです。
警視庁は介護疲れが犯行につながったとみて詳しいいきさつを調べています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140719/k10013140861000.html
http://gyazo.com/8eb319e669f933b64614a361707d7e56
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