介護の半数が「老老介護」 過去最高
15日に公表された国民生活基礎調査では、介護が必要な65歳以上の高齢者がいる世帯のうち、介護する側も65歳以上という「老老介護」の世帯の割合が平成25年時点で51・2%と半数を超え、過去最高となった。
老老介護の世帯は年々増える傾向にあり、65歳以上同士の世帯は前回調査の22年時点から5・3ポイント増えた。75歳以上同士の世帯も過去最高の29・0%。厚生労働省は「団塊世代が今後さらに高齢化するため、老老介護の増加も続く」と分析している。
主に介護を担当する「介護者」を同居の家族が担う割合は61・6%で、前回調査から2・5ポイント低下。代わりに事業者が担うケースが増えた。同居の家族のうち、女性が介護者となる割合は68・7%、男性は31・3%で、介護の負担が女性に偏っている傾向も見られた。
介護が必要となった主な要因は、1位が脳卒中(18・5%)、2位が認知症(15・8%)、3位が高齢による衰弱(13・4%)だった。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140716/trd14071600040001-n1.htm
http://gyazo.com/5909243f6318329c4655f2d84df6474b
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