「ここにいたい」と特養で引き続き生活 狭山の18年身元不明男性
狭山市の路上で保護されてから約18年間、身元不明のまま同市の特別養護老人ホーム「さやま苑」で暮らしていた野村正吉さん(82)=東京都渋谷区=は、引き続き同施設で生活することになった。狭山市が22日、明らかにした。
本木義弘市長寿健康部長によると、野村さんは「慣れ親しんだここにいたい」と話し、親族も同意して、1日付で入所契約を結んだ。親族は「18年間、お世話していただき、関係者には感謝の一言に尽きます」と謝礼を述べたという。
野村さんは1996年、自宅から散歩に出たまま行方不明になり、狭山市が保護。6月5日に身元が確認された。市はこれまでの生活保護費などの費用負担について、5年さかのぼり請求した。施設利用料の1割自己負担分も負担してきたが、野村さんに収入がないとして請求しない。
1日以降の施設利用料などは、野村さんの年金と親族の負担で賄う。
http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/07/23/06.html
http://gyazo.com/77da27fc7758d890e09f130a2626e5c5
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