中京大など、赤ちゃんロボ開発−高齢者の癒やしに一役
中京大学工学部の加納政芳准教授の研究グループと東郷製作所(愛知県東郷町)は、赤ちゃん型ロボット(写真)を共同開発した。危険作業や人間の動作を補助する従来のロボットとは逆の発想で「人が本来持つ『世話をしたい』という気持ちを引き出し、高齢者などに癒やしを与えたい」(加納准教授)という。10万円を切る価格での製品化を目指しており、2015年春にも発売する。
顔はシリコーン製で、体は柔らかい布にくるまれている。重さは1・2キログラム。位置センサーで姿勢や揺れを感知し“抱っこ”や“高い高い”の動作に応じて声をあげて笑う。強く揺さぶられると泣いたり、寝かされたまま放置されるとぐずったりする。
口と首が動き、LEDでほほを赤らめたり、涙を流したりといった喜怒哀楽の表現は500種類に及ぶ。言葉は1歳程度の子どもの声を録音した。
製品化に先立ち、高齢者と赤ちゃんロボットが生活を共にする実験を行った。その結果、女性からは「お世話したい」「いやされた」と好評だった。
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720140805eaag.html
http://gyazo.com/a183e50695374709d1b8e3ecbf556680
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