愛知）高砂部屋２力士、福祉施設を訪問　名古屋

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大相撲名古屋場所を終えたばかりの高砂部屋の若手力士２人が２８日、名古屋市西区の特別養護老人ホーム「山田清里苑（やまだきよさとえん）」を慰問に訪れた。まわし姿で技を披露するなどして、お年寄り約６０人に笑顔や感動をプレゼントした。

朝日新聞厚生文化事業団の福祉施設訪問プログラム「ゆうゆうビジット」の一環で、朝上野（２１）、朝興貴（２３）の両力士が訪問した。施設の集会室の１０枚の畳を土俵に見立てて、すくい投げや下手投げなどを披露。本番さながらの激しいぶつかり合いにお年寄りたちは驚いた様子だった。

８６歳の男性が力士たちと相撲を取ると、「頑張れよ」という声援とともに笑い声も上がった。両力士は握手や記念写真に気軽に応じ、ちゃんこ鍋も振る舞った。新井小鋼（しょうこう）さん（１０１）は「相撲が大好きだったので、生で技を見られて楽しかった」と喜んだ。