9600万円を不正請求 佐賀県、神埼の介護施設を処分

9600万円を不正請求 佐賀県、神埼の介護施設を処分

9600万円を不正請求 佐賀県、神埼の介護施設を処分

 

 

佐賀県と佐賀中部広域連合は12日、神埼市神埼町の医療法人「久和会」(和田達郎理事長)が、運営する介護施設に医師の管理者を常勤させず、約7年半にわたり介護報酬約9600万円を不正請求していたと発表した。施設には9月から5カ月間、介護報酬の請求を3割カットし、利用者の新規受け入れを停止する処分をした。

 

久和会は神埼市内で介護老人保健施設「うぶすな」(定員80人)のほか、病院と医院を運営している。介護保険法の規定で、うぶすなの施設管理者には医師が常勤専従しなければならないのに、前管理者の医師は就任した2006年2月から昨年7月まで、週2日の勤務体制だった。

 

うぶすなは人員の基準を違反した場合、介護報酬は7割しか請求できないのに満額請求していた。それを根拠とする他の各種加算も不正に請求していた。その額は概算で9600万円に上り、今後は利用者の居住地の各保険者がペナルティーの加算金40%を加えた額を請求する。

 

昨年4月、県に「医師があまり出勤していない」と匿名の情報提供があり、監査や聞き取り調査を進めていた。和田理事長は不正請求を認めたが、「管理者に裁量権をゆだねており、勤務実態は把握していなかった」と話しているという。

 

http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/93394
http://gyazo.com/b61beed290eb18eb8d7ec32773b765c0

 

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